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カラーユニバーサルデザイン活動   (2004)

近年、パソコンの普及によって印刷物・機器類・施設などの視覚情報のカラー化が低コストとなり多くの物に色彩が多用されるようになりました。「色」はシンプルで強い情報伝達手段として、情報・イメージ・想いをのせて発信されます。しかし、各個人個人の色覚の多様性については、いまだ多くの人には認知されておらず一般色覚者には「情報伝達手段」としての役割を果たしているものの、世界中で2億人を超える色弱者にとっては「情報が伝わらない」「不便さがある」「安全の確保ができない」こともある為、出来るだけ多くの人々に伝わる視覚情報化のためにカラーユニバーサルデザインが必要となります。
色弱者は日本において男性の約20人に1人、女性の約500人に1人、日本全体では約320万人以上とされています。カラーユニバーサルデザインは決して、色弱者のためだけに特殊なデザインをするものではありません。色弱者にも配慮しデザインすることは、色覚の多様性の観点に立って最初から吟味し直すこと、伝えたい情報の優先順位を考え、情報の受け手が感じる印象や心理を考慮しながらデザインすることであり、結果的に創り手の美意識や感性に加え利用者の視点に立って使いやすさを追求したデザインになります。つまりカラーユニバーサルデザインによって、一般色覚者にとっても「整理された見やすいデザイン」が作られることとなり、全ての人にとって価値あるものなのです。