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ステンレスファンタジー   (1994)

暖かい雰囲気のタピストリーを冷たい素材で表現したアートワーク。
エントランスホールのインテリアは、外部空間との密接な関係を保ちつつ緊張感があり、かつ市民の心に素直に溶け込むアート。吸音性のあるタピストリーを通常の自然素材である綿や絹、ウールといった物は防炎性から使えないが織物作家としてのノウハウを生かしあえて冷たい素材である金属、ガラスを糸とみたてて空間に静けさと暖かみを与えることを考慮した。あえて色は使わず年月とともに変色する金属の腐食の色やガラスが照明によって創り出す色を意識している。不特定多数の人が静けさと安らぎを求めて集う図書館のアートワークは控えめでありながらそこに無くてはならない存在のアートでありたい。