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ブローチ 白鳥の湖   (2006)

七宝とは金属の胎に色ガラスの粉を焼き付けたものです。ハンマーワークでベースの形を作りながら、イメージを拡げていきます。作品の為にオリジナルの色のガラスを作る。原色のガラスの粉と酸化金属を混ぜて、焼成し、乳鉢で粉砕する。下地の釉薬を焼成後、細い銀の線を白芨のりで付けていく。線を焼き付けた後に釉薬をのせ焼成 を繰り返す。線がカーブに沿っていないと線は横の釉 薬にひっぱられて、曲がって焼きついてしまう。デッ サンがくるってしまう。糊が多いと釉薬の発色が悪い、少ないとせっかくのせ た釉薬が電気炉の中で落ちてしまう。電気炉から出すタイミングをのがす銀線は溶けてしまう。やっと焼きしないと太い線の横にひびが入ってしまう。砥石数種 類、なぐら石、墨2種類で磨いでいくと艶が出てくる。ちょっと研ぎすぎて色が浅くなった。 落ち込んでいる場合ではない。摘みやふくりんの彫金 の作業が始まる。よく、制作時間を聞かれるが、答えられない。集中力 をどれだけ持続できるかが問題だ。何年も気になっている言葉、色、形がある。いつか、 結びついて作品になればいいなぁと思う。